龍門司坂 ー 鹿児島県の撮影スポット

龍門司坂の撮影スポット

龍門司坂（たつもんじざか）は、1635年に着工され、100年以上をかけて完成したと言われています。石は近くの樋ノ迫山から切り出され、石切場には後に加治木島津家の当主となる島津久門（加治木島津家４代）の祠が残されています。全長はかつて1,500ｍ余りありましたが、現在は486.8ｍがその当時の面影を残しています。この道は薩摩の経済や文化に大きく関わり、1877年の西南の役では、西郷隆盛率いる薩摩軍がこの坂道を通り熊本へ向かいました。文化庁によって「歴史の道百選」に選定されました。

大河ドラマ「西郷どん」では、この石畳の坂道がオープニングやロケ地として登場しました。周囲の杉木立も素晴らしく、西郷隆盛役の鈴木亮平さんが手をそえる杉の木の側には目印もあります。そのため、役者と共に気持ちを共有したいというファンも訪れるそうです。この坂道がドラマのロケ地として選ばれた理由は、古い街道の雰囲気を今に伝えているからです。これまでの大河ドラマ「篤姫」や「翔ぶが如く」でも登場しています。

坂道の名前の由来については、古老たちから竜門寺という寺院が周辺にあったという説が伝わっています。また、江戸時代には「ダツモンジ街道」や「大名寺坂」とも呼ばれていたとされています。

龍門司坂の詳細

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