小樽運河の撮影スポット
小樽を代表する景観「小樽運河」は、全長1,140mの緩やかに湾曲した運河で、石造倉庫や歴史的建造物が並び、どの場所を切り取っても絵になる風景が広がっています。現在では観光地として人気ですが、1923年(大正12年)に、小型船(ハシケ)が港に停泊している大型船から貨物を運搬するために造られたもので、かつては物流の重要な役割を果たしていました。
運河は1986年(昭和61年)に一部が埋め立てられ、散策路や街園が整備されましたが、北運河と呼ばれる北側の部分は、当時の40mの幅をそのまま残しており、かつての姿を感じさせる場所となっています。
ノスタルジックな散策
小樽運河の両脇には石畳の散策路があり、運河沿いを端から端まで歩くと、約20分かかります。昔のままの石造倉庫群が並ぶ道を歩けば、どこか懐かしい気分に浸ることができるでしょう。周辺には観光案内所やお土産店が集まる「運河プラザ」や、倉庫を改装したカフェやレストランが点在しており、散策の途中で立ち寄るのもおすすめです。
ロマンチックな夜のライトアップ
夕暮れ時には、63基のガス灯が灯され、運河沿いの石造倉庫群もライトアップされます。昼間とは一味違う幻想的な雰囲気に包まれ、デートスポットとしても人気があります。運河の景色が昼と夜で異なる表情を見せ、訪れる人々に特別な時間を提供してくれます。
小樽運河クルーズ
小樽運河をより深く楽しむ方法の一つが「小樽運河クルーズ」です。約40分かけて運河をゆったり巡りながら、キャプテンの解説とともに景色を楽しむことができます。季節や時間帯ごとに異なる表情を見せる運河を、船の上から眺める体験は特別な思い出となるでしょう。
小樽運河の歴史的背景
小樽港は、北海道開拓の玄関口として発展してきました。当時、大きな船は沖に停泊し、荷揚げにはハシケ(台船)を使っていましたが、貨物の量が増加し、効率的な運搬方法が求められました。そこで、艀が接岸できる距離を延ばすために、海面を埋め立てて造られたのが小樽運河です。内陸を掘り込むタイプではなく、海岸の沖合いを埋め立てたため、直線ではなく緩やかなカーブを描いているのが特徴です。
その後、戦後になると港の埠頭が整備され、運河としての役割は終わりましたが、論争を経て一部が埋め立てられ、現在の観光地としての姿へと生まれ変わりました。
小樽運河の現在
運河沿いには63基のガス灯が設置され、石造倉庫群はそのまま保存されつつ、レストランやショップとして再利用されています。昼夜を問わず、運河の美しい景観は訪れる人々に感動を与え続けています。
小樽運河の詳細
名称 | 小樽運河 |
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住所 | 北海道小樽市港町5 |
駐車場 | なし |
最寄駅 | JR小樽駅から徒歩10分 |
入場料等 | 無料 |
営業時間 | 通年 |
定休日 | 無休 |
Tel | 0134-33-1661 |
備考 | 写真撮影の定番スポット:浅草橋街園 |
※掲載されている情報は最新、正確な情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認願います。
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小樽市 |
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