1915年に建てられた原爆ドームは、当初は広島県内の商品を展示・販売する施設として利用されていました。この建物は「広島県物産陳列館」として設立されましたが、後に「広島県立商品陳列所」と改称され、1933年には「広島県産業奨励館」となりました。設計者はチェコの建築家ヤン・レツル氏で、構造は一部鉄骨を使用した煉瓦造りで、外装には石材とモルタルが施されていました。
この建物は全体が3階建てで、正面の中央には5階建の階段室があり、その上には銅板でできた楕円形のドームが載っていました(長軸約11m、短軸約8m、高さ4m)。当時の広島では、ほとんどの都心部の建物が木造2階建てであった中で、このような大胆なヨーロッパ風の建物は非常に珍しく、川面に映るモダンな美しさと相まって広島の名所の一つとされていました。
しかし、1945年8月6日の午前8時15分、広島において人類史上初の原子爆弾が炸裂しました。爆心地から南東に約160m、高度約600mの位置にあった広島県産業奨励館も被爆し、爆風と熱線を受けて大破し、天井から火が吹き出し全焼しました。爆風はほぼ垂直に作用したため、本館の中心部は奇跡的に倒壊を免れましたが、館内にいた人々は全員即死しました。
戦後、旧産業奨励館の廃墟は、その頂上の円形の蓋や鉄骨の形状から、次第に市民によって「原爆ドーム」と呼ばれるようになりました。
原爆ドームの詳細
名称 | 原爆ドーム |
---|---|
住所 | 広島県広島市中区大手町1-10 |
駐車場 | なし |
最寄駅 | 原爆ドーム前駅から徒歩で1分 |
入場料等 | 無料 |
営業時間 | 終日 |
定休日 | 無休 |
Tel | 082-242-7831 |
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