耕三寺博物館（未来心の丘）ー広島県の撮影スポット

耕三寺博物館（未来心の丘）の撮影スポット

広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶしまなみ海道。その生口島（いくちじま）に位置する「未来心の丘」と「耕三寺」は、歴史と芸術、自然が融合する特別な観光スポットです。この地で体験できるのは、心を癒す風景と五感を刺激する美術の世界。瀬戸内海の旅で欠かせない目的地として、多くの観光客を魅了しています。

広さ5,000平方メートルに広がる「未来心の丘（みらいしんのおか）」は、彫刻家・杭谷一東（くえたにいっとう）氏が手がけた現代アート庭園です。この庭園に使われている大理石は、すべて氏のアトリエがあるイタリア・カッラーラから採掘され、船で日本へ運ばれました。

石一つひとつと向き合い、周囲の自然や光、風景との調和を考え抜かれて生み出されたモニュメントや広場は、訪れる人にインスピレーションを与えます。観光客は、作品を鑑賞するだけでなく、直接触れ、自由な想像を膨らませながら楽しむことができます。まさに、全ての生命あるものが参加できる特別な空間です。

耕三寺は、実業家・金本耕三が1936年に母の菩提寺として建立した浄土真宗本願寺派の寺院です。「西の日光」とも呼ばれる豪華な伽藍は、日本各地の名建築をオマージュしており、15件が国登録有形文化財に指定されています。

また、耕三寺博物館では、快慶作の「宝冠阿弥陀如来坐像」や奈良・興福寺伝来の「木造釈迦如来坐像」など、仏教美術や近代美術の名品を多数展示しています。17点の国指定重要文化財を含むそのコレクションは、訪れる人々を魅了します。

耕三寺の境内高台にある「未来心の丘」からは、瀬戸内海の美しい景色を一望できます。白い大理石が青空に映える庭園は、SNS映えするスポットとしても注目されています。特に晴れた日には、瀬戸内海とその多島美が一層際立ち、訪れる人々に忘れられない風景を提供します。

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