猊鼻渓ー岩手県の撮影スポット

猊鼻渓の撮影スポット

猊鼻渓（げいびけい）は、日本百景の一つに数えられる、砂鉄川が石灰岩を侵食して形成された約2キロメートルにわたる渓谷です。

砂鉄川の浸食で形成された高さ100メートルの絶壁には、奇岩、洞窟、滝などが広がり、迫力のある絶景を楽しむことができ、国の名勝にも指定される幻想的な深山幽谷となっています。

猊鼻渓の名物といえば、船頭が一本の棹で操る「舟下り」です。船頭が一本の棹で巧みに舟を操る舟下りでは、「げいび追分」を聞きながら、春の新緑、藤、山百合、ゲイビセキショウなどの花々、鮮やかな紅葉、小鳥のさえずり、水面を跳ねる川魚など、四季折々の色彩と風情を楽しむことができます。

折り返し地点の船着き場から散策道を進むと、猊鼻渓の名前の由来となった奇岩「獅子ケ鼻」が現れます。また、茶席舟や舟上十六夜コンサートなど、季節限定のイベントも多彩です。冬には、アツアツの木流し鍋を楽しめる「こたつ舟」が運行されるなど、一年を通じて幅広い世代に愛される観光地となっています。

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