厳美渓 ー 岩手県の撮影スポット

厳美渓の撮影スポット

厳美渓（げんびけい）は、栗駒山から一関市内へと流れる磐井川の浸食によって、長い時間をかけて形成された国の名勝、天然記念物です。 エメラルドグリーンの水流に奇岩、巨岩、甌穴、深淵、滝などがあり、約2kmにわたって「静」と「動」の渓谷美が続きます。 季節とともに変化する厳美渓の美しさに、仙台藩主・伊達政宗公は「松島と厳美が我が領土の二大景勝地なり」と賛美の言葉を残したと伝えられています。

甌穴

甌穴（おうけつ）とは、川の砂や小石が水流に乗って回転しながら少しずつ巨岩を削ってできた丸い穴のことです。長い年月を経て川底の浸食が進み、もともとは水中にあったものが地表に現れたものです。何百万年という時間をかけて大自然が生み出した、地質学的にも貴重な価値のある景勝地です。

御覧場橋

美しい渓谷に架かる橋の中で、唯一の吊り橋が「御覧場橋（ごらんばばし）」です。春には、仙台藩主・伊達政宗公が手植えしたと伝えられる「貞山桜」が見事に咲き誇り、渓谷に彩りを添えます。橋の上流には奇岩や巨岩など迫力のある景観が広がり、下流には深淵など穏やかな風景が広がります。吊り橋ならではの、一歩踏み出すごとにゆらゆらと揺れるスリルがあります。

厳美渓の詳細

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