高台寺ー京都府の撮影スポット

高台寺の撮影スポット

高台寺（こうだいじ）は、豊臣秀吉の正室であった北政所（ねね）が、秀吉の菩提を弔うために慶長11年（1606年）に建立した臨済宗建仁寺派の禅寺です。ねねは、隣接する圓徳院に住みながら毎日高台寺に通い、秀吉を供養していたと言われています。

高台寺の境内では、春の桜や秋の紅葉をはじめ、四季折々の自然美を楽しむことができます。池泉回遊式庭園は、江戸初期の大名であり名庭師の小堀遠州によって作庭されたと伝わり、その美しさは桃山時代を代表する庭園として知られています。

秀吉と北政所を祀る霊屋（重要文化財）は、桃山時代を代表する漆工芸「高台寺蒔絵」で装飾されています。その豪華絢爛な蒔絵は、桃山時代の高度な技術と美意識を今に伝える貴重な文化財です。

高台寺には、伏見城から移築された茶室「傘亭」と「時雨亭」があり、これらの建物も重要文化財に指定されています。利休の意匠によると伝わるこれらの茶室は、境内の最上部に位置し、京都市内を一望できる素晴らしいロケーションにあります。

高台寺は夜間公開時期になると、特別なライトアップが行われ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。庭園や建物がライトアップされる様子は、訪れる多くの参拝者や観光客を魅了しています。

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