軽井沢の中心地から少し離れた場所にひっそりと佇む「竜返しの滝(りゅうがえしのたき)」。観光客で賑わう白糸の滝に比べ、比較的人の少ない“穴場”の滝スポットとして人気が高まっています。
湯川本流にかかるこの滝は、水量豊富で、落差こそ約10mとそれほど高くないものの、滝口が狭く、激しい勢いで水が滝壺に流れ落ちる様子はまさに圧巻です。
名の由来と伝承|“竜”が登れなかった滝?
「竜返しの滝」という名には、明治時代中頃に語られた不思議な伝承が残されています。

竜のように巨大な蛇が湯川を渡ろうとした際、勢いのある滝の流れにのまれ、滝壺に姿を消してしまった——。
このことから、「竜さえも返された滝」として「竜返しの滝」と呼ばれるようになったのだとか。また、円形の滝壺に水が渦を巻いて落ちる様子が数珠玉のように見えたことから、別名「すずが滝」とも呼ばれています。
滝の見どころ|自然と水の迫力が織りなす美しさ
- 水量の多さが魅力:滝口が狭く、湯川本流の水が一気に流れ落ちるため、水音が轟くほどの迫力があります。
- 美しい滝壺:深く円形の滝壺に渦を巻いて落ちる水は見応え十分。下流に流れる穏やかな水面との対比も見どころです。
- 季節ごとの表情:
5月下旬の新緑:木々の鮮やかな緑に包まれた清涼な空間
10月の紅葉:色づいた木々と滝のコントラストが写真映え抜群
夏でも涼しく:軽井沢の避暑地らしい、静かな時間を過ごせます。
アクセス・行き方|ちょっと分かりにくいが行く価値アリ!
▶ 車でのアクセス
白糸の滝方面から向かうと駐車場の入口が分かりにくいため、以下のルートがおすすめ:
- 白糸ハイランドウェイ「三笠入口」方面から進む
- 左手に見える「Ancient Hotel」の茶色い看板が目印
- 看板を左折し、すぐ右の細道に入ると小さな駐車スペースあり
※駐車スペースは少なめなので、混雑を避けるなら午前中の訪問がおすすめです。
徒歩ルート|自然を感じる林間ウォーク
駐車スペースからは約10分の林間ハイキングコースが続いており、以下の順でアクセスできます:
- 緑豊かな遊歩道を歩く
- 湯川を渡る木橋を発見
- 橋を渡り、右へ折れると「竜返しの滝」に到着
この道中も自然に包まれており、森林浴と滝のセットで心も身体もリフレッシュできること間違いなしです。
まとめ|軽井沢の隠れ名所「竜返しの滝」で自然の息吹を体感しよう
白糸の滝に比べて観光客が少ない「竜返しの滝」は、静かな時間と自然の迫力を同時に楽しめる軽井沢の名瀑スポット。滝の迫力、美しい滝壺、伝承に彩られた名前、そして森林の癒し――そのすべてが、ここでしか味わえない体験です。
白糸の滝からの立ち寄りスポットとしても好アクセスなので、軽井沢の自然に触れたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
竜返しの滝の詳細
名称 | 竜返しの滝 |
---|---|
住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町長倉長倉小瀬 |
駐車場 | 無料 |
最寄駅 | 軽井沢駅からバスで20分 |
入場料等 | 無料 |
営業時間 | 通年 |
定休日 | 無休 |
Tel | 0267-42-5538 |
備考 | 駐車場から信濃路自然歩道を15分 |
※掲載されている情報は最新、正確な情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認願います。
同エリアの撮影スポット
該当の撮影スポットが、18件みつかりました。
小諸市 |
---|
黒斑山 |
佐久市 |
貞祥寺 |
小海町 |
高見石 |
松原湖 |
川上村 |
金峰山 |
佐久穂町 |
白駒の池 |
麦草峠 |
縞枯山 |
八千穂高原 |
八千穂レイク |
駒出池 |
乙女滝 |
軽井沢町 |
旧三笠ホテル |
白糸の滝 |
竜返しの滝 |
立科町 |
蓼科山 |
信州白樺高原 |
女神湖 |
コメント