植田正治写真美術館 ー 鳥取県の撮影スポット

植田正治写真美術館の撮影スポット

植田正治写真美術館には、山陰の自然を舞台にして、被写体をオブジェのように配置する独特の技法で多くの有名作品を残した写真家、植田正治氏の作品が展示されています。植田正治氏は、鳥取県西伯郡境町（現境港市）出身で、その独特な「演出写真」はフランスでも「Ueda-cho（植田調）」として知られ、国内外で高い評価を受けた写真家です。植田正治氏の「砂丘シリーズ」は鳥取砂丘を舞台にしており、大胆な空間構成は今なお色褪せることなく、新鮮なインパクトを与えています。最近では、シンガーソングライター・俳優の福山雅治さんが師事し、また個展を当美術館で開き、世間の注目を集めました。

植田正治写真美術館は、著名な建築家高松伸氏が設計したもので、のどかな田園風景にぽつんと現れる外観は、植田正治氏のスタイルに見られる「無機質」さを表現しています。大山そのものを建築意匠として取り入れるなど、周囲環境との調和も見逃すことこができません。

美術館は、大山高原スマートインターチェンジ出口を出て大山方面に向かうと、左手に看板が見えます。館内には、植田正治氏が生涯に撮影した膨大な作品が一般公開されており、2階には、カメラの内部にいるような感覚が体験できる映像展示室もあります。写真技術の原点であるカメラ・オブスキュラを模したこの展示には、総重量625kgもの超大型レンズが使用されています。

植田正治写真美術館の詳細

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