江の島サムエル・コッキング苑の撮影スポット
江の島サムエル・コッキング苑は、江の島の頂上に位置する歴史ある庭園を公園施設として再整備した観光スポットです。苑内には、江の島シーキャンドル(展望灯台)をはじめ、広場やカフェ、ショップ、ギャラリーがあり、温室遺構や熱帯植物なども鑑賞できます。
サムエル・コッキングと庭園の歴史
この庭園は、1882年にアイルランド出身の貿易商サムエル・コッキングによって造成されました。1万㎡を超える敷地に和洋折衷のデザインが施され、築山や池、花壇、そして当時東洋随一の規模を誇った煉瓦造りの温室が併設されていました。この温室は、蒸気スチームで温められた温室で、南国の植物が生い茂る姿は、まるで熱帯の庭園のようだったと伝えられています。
四季折々の花々とライトアップ
現在も、コッキングの精神は受け継がれ、バラやムクゲ、ツバキなどの花々、さらには亜熱帯植物が育成されています。特に、寒い季節に咲き誇る1万本のカラフルなチューリップは圧巻で、夜にはライトアップも行われ、幻想的な景色が広がります。
2022年のリニューアルと新たな魅力
2022年にはリニューアルが行われ、当時の温室の遺構を展示する「サムエル・コッキング温室遺構」や、子ども向けの大型遊具「ふわふわドーム」が新設されました。これにより、幅広い年齢層が楽しめる施設として進化し、家族連れから歴史愛好家まで多くの来場者に親しまれています。
失われた温室とその再発見
1923年の関東大震災により、温室の屋根は崩壊してしまいましたが、煉瓦造りの基礎部分や地下の構造物が残されました。しかし、1949年に行われた整備の際、それらは一度地中に埋められてしまいます。近年の再整備によってこれらが掘り起こされ、貴重な歴史的遺構として保存・公開されるようになりました。
自然と歴史が調和する憩いの場
江の島サムエル・コッキング苑は、歴史的価値と四季折々の自然が融合した場所です。観光だけでなく、庭園内での散策や展望台からの美しい眺望など、訪れる人々に癒しと驚きを提供し続けています。
江の島サムエル・コッキング苑の詳細
名称 | 江の島サムエル・コッキング苑 |
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住所 | 神奈川県藤沢市江の島2丁目3-28 |
駐車場 | なし |
最寄駅 | 小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅から徒歩で5分 |
入場料等 | 無料〜500円 |
営業時間 | 9:00〜20:00 |
Tel | 0466-25-3525 |
※掲載されている情報は最新、正確な情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認願います。
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